日本酒は大きく2種類に分けられます

日本酒には色んな種類があるけど、酒税法で2つに分かれています。それは特定名称酒と普通酒です。正しくは特定名称酒とそれ以外かな。

普通酒

アルコール添加清酒(アル添酒)や三倍増醸清酒(三増酒)などがありますが、要は薄めたお酒です。水や醸造アルコール、糖類(ブドウ糖)などが混ぜてあります。この混ぜ物が曲者で、飲み過ぎると糖類の摂り過ぎで頭痛・悪酔いしてしまいます。

日本酒が苦手、と言ってる人はもしかしてこの薄めたお酒を飲んだのでは。

ちなみに三増酒はその名の通り3倍に薄めたお酒ですが、2006年の酒税法改正で50%以下には薄められなくなり、今は無くなったそうです。

普通酒というだけあって、流通している日本酒の7割がこれらしい。

特定名称酒

ちょっと高級な日本酒です。特定名称酒は3種類に分かれます。本醸造酒、純米酒、吟醸酒です。

本醸造酒
お米以外の原料である醸造アルコールが10%以下のものです。これは吟醸酒も同じです。

純米酒
その名のとおり、お米のみでつくられたお酒です。味の調整が難しく、優劣の差が大きく出ます。

吟醸酒
かつて品評会など酒業者の間にだけ出回る幻のお酒でした。吟醸造りといって、精米から醸造、出荷まで、非常に厳しい条件でつくられたお酒です。フルーティな香りが特徴です。

実はさらに8種類に細分化されるけど、それはまた次の機会に。

飲むなら

普通酒は戦後の米不足の時に発明された薄いお酒です。対して特定名称酒は本来の日本酒です。なので飲むならやっぱり特定名称酒ですね。

もちろん普通酒だからダメ、と頭ごなしに否定するものではないと思いますけど。

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